日立のディスクアレイ用ソフトに深刻な脆弱性 - アップデートをリリース
日立製作所は、日立ディスクアレイシステム向けに提供している「Hitachi RAID Manager SRA」に複数の脆弱性が含まれていることを明らかにした。
ログ出力メッセージに認証情報が記録され、漏洩するおそれがある脆弱性「CVE-2022-34882」や、OSコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2022-34883」が明らかとなったもの。Windows版、Docker版のいずれも影響を受ける。
同社は共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアについて、「CVE-2022-34882」を「9.0」、「CVE-2022-34883」を「7.2」と評価した。
一方、米国立標準技術研究所(NIST)による脆弱性データベース「NVD」による評価は、「CVE-2022-34882」が「6.5」、「CVE-2022-34883」が「8.8」とやや異なっている。
同社では、脆弱性に対処した「同02.03.02」「同02.05.01」をリリース。また既存のログにパスワードが記録されている可能性もあるとしてログの削除など対応を呼びかけている。
(Security NEXT - 2022/09/14 )
ツイート
PR
関連記事
「PowerCMS」に6件の脆弱性 - 修正版が公開
「SUSE Manager」にRCE脆弱性、アップデートで修正 - PoCは公開済み
Pythonの「tarfile」モジュールにサービス拒否の脆弱性
Apple、「macOS Sequoia 15.6」など公開 - 脆弱性87件を修正
「iOS/iPadOS 18.6」で複数脆弱性を修正 - KEV掲載済みの脆弱性も
「oauth2-proxy」に認証バイパスの脆弱性 - アップデートで修正
一部「SonicOS」のSSL VPNに脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Chrome」にアップデート - セキュリティ関連の修正4件
「BentoML」に深刻な脆弱性 ─ ファイルアップロード処理に起因
SAML認証ライブラリ「Node-SAML」に再度深刻な脆弱性