市関連団体の監査書類を偽造、旧資料の印影を転用 - 登米市
宮城県登米市が事務局を務める利水環境保全団体において、監査が未実施だったにも関わらず監査報告書を偽造していたことが判明した。同市では関連する職員を処分している。
同市では、利水環境保全事業を行う団体の事務局を務めていたが、2021年度の総会に偽造された監査資料が提出されていたもの。
1月ごろ、2月の書面決議による総会に向けて収支決算や関係書類を用意する必要があったが、監査が未実施となっており、業務を担当する係長級の職員は、2019年度の監査報告書のPDFファイルにある印影画像を転用して2021年度の資料を不正に作成。そのまま総会に提出していた。
翌2022年度の総会に向けて、6月に監査の日程調整を行っていたところ、監事より2021年度の監査が行われていないとの指摘があり、問題が発覚した。
同職員は同市の聞き取り調査に対して行為を認めており、業務が忙しく立て込んでいて手が回らなかったと行為に至った理由を説明し、反省しているという。
(Security NEXT - 2022/08/31 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開