Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

フィッシング悪用ブランド、「au」が世界2位 - 「Emotet」国内活動は7割減

仏Vadeは、2022年第2四半期に同社で検知したフィッシング攻撃やマルウェアメールの状況を取りまとめた。グローバル全体から見てもKDDIのブランド「au」を悪用する攻撃が目立っているという。

同社によれば、同四半期に同社が検出したフィッシングメールは1億5460万件。4月に3660万件、5月に4100万件、6月に7700万件と後半に向けて増加が見られた。2022年は1月に1億件以上を観測し、翌2月には2000万件ほどに減少したが、以降は増加傾向が続いている。

もっとも悪用が多かったブランドは「Facebook」。次いで「au」が多かった。さらに「Microsoft」「Credit Agricole」「WhatsApp」と続く。

悪用が多かった上位25ブランドにおいて、国内ブランドは「au」以外にも「クレディセゾン(16位)」「楽天(18位)」が見られた。

フィッシングサイトの件数を業界別に比較すると、「金融サービス」がもっとも多く、同社が検出したフィッシングURLの31%を占めた。次いで「ソーシャルメディア(23%)」「インターネット、通信事業(20%)」「クラウド(17%)」「eコマース、ロジスティクス(8%)」と続く。

(Security NEXT - 2022/09/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加