Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

F5、8月のセキュリティパッチを公開 - 「BIG-IP」などの脆弱性に対処

F5は、8月のセキュリティアップデートをリリースし、あわせて21件の脆弱性を修正した。

脆弱性によって対象製品は異なるが、今回のアップデートでは「BIG-IP」や「BIG-IQ」「NGINX」の管理製品など、あわせて21件の脆弱性を修正した。4段階の重要度においてもっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされる脆弱性は含まれていない。

重要度が2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性12件に対処したほか、「中(Medium)」の脆弱性8件、「低(Low)」1件を解消している。共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアを見ると、12件が7以上と評価されている。

今回明らかとなった脆弱性においてもっともスコアが高かったのは、「BIG-IP」の「iControl REST」に明らかとなった「CVE-2022-35243」。「8.7」と評価されている。

管理者を割り当てられたユーザーが非公開の「iControl REST」を用いてアプライアンスモードの制限を回避することが可能となる。ただし、データプレーンが露出することはないとしている。

(Security NEXT - 2022/08/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加