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資格検定申込サイトへSQLi攻撃 - メアド流出の可能性

資格や検定の申し込みサイト「キャリタス資格検定」がサイバー攻撃を受けた問題で、利用者のメールアドレスが外部に流出した可能性があることがわかった。

同サイトを運営するディスコでは、5月15日から翌16日にサイバー攻撃を受けたことを公表。データの改ざんや流出が発生した可能性があるとして、サービスを停止し、外部事業者の協力のもと調査を進めていた。

今回の攻撃では海外からウェブサーバに対して、ウェブアプリケーションにおける脆弱性をつくSQLインジェクション攻撃が行われたことが判明。

またログを解析したところ、利用者に関するメールアドレス最大29万8826件が外部に流出した可能性があることがわかった。氏名や性別、生年月日、住所、電話番号、申し込み内容といった情報については、流出の可能性を否定している。

同社は対象となる利用者に対し、メールで連絡を取る。同サービスについては、脆弱性の修正を終え、安全が確認されたとして8月1日に再開した。

(Security NEXT - 2022/08/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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