Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Google、「Chrome 103」をリリース - 重要度「クリティカル」の脆弱性に対処

Googleは、WindowsやmacOS、Linux向けにブラウザの最新版「Chrome 103.0.5060.53」をリリースした。深刻な脆弱性を解消したという。

今回のアップデートでは、セキュリティに関する14件の修正を実施した。CVEベースで9件の脆弱性に対処したことを明らかにしている。

なかでも解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2022-2156」に関しては、重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

また「Use After Free」の脆弱性「CVE-2022-2157」や、型の取り違え「CVE-2022-2158」など、重要度が2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性2件を解消した。

さらに「中(Medium)」とされる3件や「低(Low)」とされる3件についても対応している。今後数日から数週間にわたり、同バージョンを展開していく予定。今回のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2022-2156
CVE-2022-2157
CVE-2022-2158
CVE-2022-2160
CVE-2022-2161
CVE-2022-2162
CVE-2022-2163
CVE-2022-2164
CVE-2022-2165

(Security NEXT - 2022/06/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Apache Causeway」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
病院職員が患者情報含む受付画面をSNS投稿 - 岩見沢市
土地家屋調査士試験の申請書を誤廃棄 - 保存期間の表示漏れで
学会掲載論文の図表に患者の個人情報 - 神奈川県立病院機構
eラーニングシステムで利用者情報が閲覧可能に - 学研Meds
サイトが改ざん被害、海外オンラインカジノへ誘導 - 拓大
介護サービス事業所変更届を第三者にメール誤送信 - 笠間市
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
SonicWall製ファイアウォールにDoS脆弱性 - SSL VPN有効時に影響