Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、月例パッチで脆弱性56件に対応 - ゼロデイ脆弱性を解消

マイクロソフトは、2022年6月の月例セキュリティ更新プログラムをリリースした。「クリティカル(Critical)」とされる3件をはじめ、あわせて56件の脆弱性に対応した。

今回のアップデートでは、「Windows」や「Office」をはじめ、「Windows Defender」「Hyper-V」「SQL Server」「Azure」「.NET」「Visual Studio」などの脆弱性に対処した。

CVEベースで55件の脆弱性を修正しており、最大重要度を見ると、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性が3件。のこる52件については次いで高い「重要(Important)」とレーティングされている。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3」におけるベーススコアを見ると、40件が「7.0」以上とレーティングされており、このうち1件については「9.8」と評価されている。

ただし、Intelのプロセッサに関する情報漏洩の脆弱性4件や、Rapid7から指摘を受けたサービス拒否の脆弱性1件については、CVSS基本値のスコアを示していない。

(Security NEXT - 2022/06/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開