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「Atlassian Confluence Server/Data Center」にゼロデイ攻撃 - 修正版を緊急準備中

Atlassianが提供する「Atlassian Confluence Server」「同Data Center」に深刻な脆弱性が明らかとなった。悪用も確認されており、修正プログラムの用意が進められている。

リモートより認証なしにコードが実行可能となる脆弱性「CVE-2022-26134」が明らかとなったもの。同社は、同脆弱性の重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングした。

すでに脆弱性を悪用する攻撃も確認されているという。同社は現地時間6月2日にアドバイザリを公開。24時間以内に修正版が利用できるよう、最優先で作業を進めており、米太平洋時間6月3日中にはリリースしたいとしている。

同社はアップデートを適用するまで、インターネットよりアクセスを遮断したり、インスタンスを停止するなど対策を実施する必要があると説明。実行できない場合、ウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)を用いてURLへのアクセスを制限することでリスクを低減できるとしている。

なお、同社が提供している「Atlassian Cloud」については、同脆弱性の影響を受けないとしており、脆弱性が悪用された形跡なども確認されていないとしている。

(Security NEXT - 2022/06/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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