Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

新手の攻撃?と思いきや、被害組織のPPAPシステムが「Emotet」メールも暗号化

「Emotet」の攻撃手法が進化したと思いきや、感染組織が従来セキュリティ対策として導入したメールシステムが、ばらまかれる感染メールを暗号化して検知逃れを手助けしていた――そのようなケースが報告されている。

標的型攻撃の情報を参加組織内で共有する枠組み「J-CSIP」において、参加企業より報告された「Emotet」の攻撃メールを調査したところ、判明したもの。

「Emotet」では、セキュリティ対策製品による検知をすり抜けるため、暗号化した「zipファイル」とともに、メールにパスワードを記載して送りつけるケースがある。暗号化ファイルとパスワードを同経路で送信するいわゆる「PPAP」に似せた攻撃手法だ。

4月後半の段階で、暗号化zipファイルを用いるケースでは、ファイルを添付したメールそのものにパスワードを記載している。

しかし、今回報告されたケースでは、添付ファイルとは別のメールでパスワードを後送する、従来より国内でよく見られる「PPAP」を用いていたという。

情報処理推進機構(IPA)が経緯を確認したところ、「Emotet」の感染被害が生じた組織が利用するメールシステムが原因であることが判明した。

(Security NEXT - 2022/04/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ネット登録会員の個人情報が流出した可能性 - クラブツーリズム
県立学校6校で生徒指導要録が所在不明 - 静岡県
化粧品口コミ情報サイトで侵害 - 会員情報が流出
Linuxカーネル、IPv4のTCP接続処理に深刻な脆弱性 - 実証報告も
管理製品「SonicWall GMS」に深刻な脆弱性 - 修正版提供なし
「Barracuda ESG」に深刻な脆弱性 - 連鎖でroot取得のおそれ
「Chrome 157」で脆弱性213件を修正 - 「クリティカル」は7件
「WordPress」更新機能のRCE脆弱性 - 悪用に米当局が注意喚起
ECサイトに不正アクセス、会員情報流出 - フィギュアメーカー
外務省のネットワークで侵害 - 個人情報流出の可能性