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2022年1Qの脆弱性届け出は176件 - ソフトとウェブともに増加

ソフトウェア製品の届け出における脆弱性の原因としては、「ウェブアプリケーションの脆弱性」が39件で最多。「その他実装上の不備(31件)」が次いで多い。脆弱性の影響としては「任意のスクリプトの実行」が21件でもっとも多く、「情報の漏洩」が11件で続いている。

同四半期に修正が完了し、「JVN」で脆弱性情報が公表されたソフトウェア製品は38件だった。あらたに「連絡不能開発者」として公表された製品開発者はなく、累計公表件数は前四半期と変わらず251件となっている。

一方、ウェブサイト関連の脆弱性を見ると、「クロスサイトスクリプティング」が62件、「SQLインジェクション」が16件であわせると8割弱を占める。

同四半期に修正を完了したウェブサイトは59件。97%にあたる57件は通知より90日以内に修正を終えている。80%はウェブアプリケーションを修正しており、20%では脆弱性が指摘されたページを削除している。修正されたウェブサイトの累計は8261件となった。

(Security NEXT - 2022/04/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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