Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2022年1Qの脆弱性届け出は176件 - ソフトとウェブともに増加

情報処理推進機構(IPA)は、2022年第1四半期に同機構へ届け出があった脆弱性について取りまとめた。「ソフトウェア製品」「ウェブサイト関連」のいずれも前四半期から増加している。

同機構では脆弱性情報を流通させるため、「情報セキュリティ早期警戒パートナーシップガイドライン」のもと、脆弱性に関する届け出を受け付けている。

同四半期に届け出があった脆弱性は176件。前四半期の149件から27件増加した。「ソフトウェア製品」に関する脆弱性が77件で前四半期から14件増。「ウェブサイト関連」は99件で前四半期を13件上回った。

届け出の受け付けを開始した2004年からの累計は、ソフトウェア製品が5085件、ウェブサイト関連が1万2222件。ウェブサイトに関する届け出が全体の約7割を占めている。

ソフトウェア製品の内訳を見ると「ウェブアプリケーションソフト」が27件でもっとも多く、「スマートフォン向けアプリ」が12件で続く。

20220422_ip_001.jpg
脆弱性の届け出件数推移(グラフ:IPA)

(Security NEXT - 2022/04/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Palo Alto「GlobalProtect App」に無効化できる脆弱性 - Linux版のみ影響
「HashiCorp Vault」に複数の脆弱性 - 「クリティカル」も
プロキシサーバ「Squid」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「Microsoft Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性1件を解消
先週注目された記事(2025年7月27日〜2025年8月2日)
「Chrome」にアップデート - セキュリティ関連の修正4件
デジタル人材育成施設でメールの誤送信が発生 - 群馬県
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少