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VMwareのIDアクセス管理製品に対する脆弱性攻撃が発生

VMware製のIDアクセス管理製品「VMware Workspace ONE Access」「VMware Identity Manager」に深刻な脆弱性が明らかになった問題で一部脆弱性が悪用されていることがわかった。

同社では、現地時間4月6日に「VMware Workspace ONE Access」「VMware Identity Manager」において、重要度「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性をはじめ、複数の脆弱性に対処するアップデートをリリースしたが、同更新で修正した一部脆弱性が悪用されていることが判明したもの。

リモートよりコードを実行されるおそれがある「サーバサイトテンプレートインジェクション(SSTI)」の脆弱性「CVE-2022-22954」は、非公開で報告されたものだが、その後実際に悪用されていることが確認された。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」における同脆弱性のベーススコアは「9.8」。脆弱性の重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。「VMware Identity Manager」を利用する「VMware Cloud Foundation」「vRealize Suite Lifecycle Manager」なども同脆弱性の影響を受ける。

「CVE-2022-22954」に対処したアップデートでは、同脆弱性以外にも「CVE-2022-22955」「CVE-2022-22956」をはじめ、重要度が「クリティカル(Critical)」とされる複数の脆弱性に対処しており、あわせて注意が必要。

(Security NEXT - 2022/04/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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