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au装うフィッシング - 誘導に「Google翻訳」を悪用するケースも

KDDIの通信サービスブランド「au」を装うフィッシング攻撃が確認されている。偽サイトへの誘導に「Google翻訳」を悪用するケースも確認された。

「別のデバイスからパスワードのリセット要求がでている」「重要なお知らせがある」「通信量がプランの上限を超えた」などとだまし、偽サイトへ誘導してアカウント情報や暗証番号をだまし取る攻撃が確認されているもの。フィッシング対策協議会が注意喚起を行った。

一部フィッシングメールには、「セキュリティ上の理由」などとして、他デバイスからアカウントにログインしないよう要求、24時間以内にアカウント情報を確認するよう求めていた。

さら迷惑メール対策の回避を狙ったと見られ、「Google翻訳」を悪用。フィッシングメールに「Google翻訳」の正規URLを記載し、同サイト経由でフィッシングサイトへ誘導しようとしていた。

同協議会によれば、「au」の利用者を狙ったフィッシング攻撃は、「Google翻訳」を悪用しないケースについても報告が増加しているという。フィッシングサイトのURLは、少なくとも20件以上にのぼっている。

同協議会では、「Google翻訳」を悪用したケースも含めて、4月12日に2度にわたり同ブランドのフィッシング攻撃に関する注意喚起を実施。注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2022/04/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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