「ウイルスバスター for Mac」に権限昇格の脆弱性
トレンドマイクロが提供する「ウイルスバスター for Mac」に権限昇格の脆弱性が含まれていることが明らかとなった。
同製品において、ログインしたユーザーによって管理者権限を取得されるおそれがある脆弱性「CVE-2022-27883」が明らかとなったもの。脆弱性が公表された3月30日の時点で悪用は確認されていない。
権限を奪われると、任意のコードを実行されるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「7.8」。月額版も含めた「同11.5」「同11.0」が影響を受ける。
同脆弱性は、利用者へ周知するためにトレンドマイクロがJPCERTコーディネーションセンターへ報告した。同社ウェブサイトのほか、JVNを通じても注意が呼びかけられている。
(Security NEXT - 2022/04/06 )
ツイート
PR
関連記事
Zyxel製品の深刻な脆弱性、4月に修正済み - 報告者がサイレントパッチの危険性を指摘
「BIG-IP」脆弱性に注意 - 実証コード公開済み、探索や悪用も
「Chrome 101.0.4951.64」がリリース - 13件のセキュリティ修正を実施
Adobe、「Framemaker」「InDesign」など5製品でセキュリティ更新
2021年に悪用多かった脆弱性トップ15 - 首位は「Log4Shell」、VPNも引き続き標的に
MS、5月の月例パッチで脆弱性73件に対処 - ゼロデイ脆弱性を修正
「Magnitude Simba」のODBCドライバなどに脆弱性
富士通製のセキュリティ帯域制御製品に深刻な脆弱性
「OpenSSL」に4件の脆弱性 - アップデートが公開
「Cisco NFVIS」に深刻な脆弱性 - ゲストVMよりホスト乗っ取りのおそれ