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中国IPアドレスからの攻撃がウクライナ侵攻後に大幅増

特にデンマークでは281%増、チェコでは226%増と際立って上昇。ドイツでは134%増、フランスは122%増となった。ウクライナと隣接し、多くの避難民が身を寄せるポーランドは112%増となっている。

イギリス、スペイン、イタリアなどもウクライナ侵攻後に倍増しており、太平洋を隔てた同じくNATO加盟国のカナダ(43%増)や米国(23%増)に比べて高い増加率となっている。

同社は、あくまで発信元となったIPアドレスベースの統計であり、これら攻撃に中国や同国が支援する組織が関与しているとは断定できないとしたうえで、いずれにしても同国内外より攻撃者にとって、同国のIPアドレスがリソースとして以前にも増して利用されていると指摘している。

(Security NEXT - 2022/03/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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