複数自治体が導入進めるクラウドがスパム踏み台に - メンテ時の設定ミスで
送信された迷惑メールは、いずれも英文の件名で、「jpドメイン」宛に送信されたメールは2467件のみで、多くは海外向けに送信されたものと見られる。
またシステムより大量の迷惑メールが送信された影響で、メール中継システムが迷惑メール対策に用いられる「受信拒否リスト」に登録され、自治体において正規の業務メールを送信できない状態に陥った。
同社は、今回の不正中継が発生した原因について、本来設定変更を実施した際は内容に問題がないか二重チェックを行うルールとなっていたが、緊急メンテナンスではチェックが不十分で、不正中継テストについても実施していなかったという。
今後は、作業時は設定内容を読み上げ、音声や映像で記録すると説明。また録画データをチェックする第三者も配置するほか、チェックツールを用いた検査を実施し、再発の防止を図るとしている。
(Security NEXT - 2022/03/23 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加

