Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

マット販売サイトに不正アクセス -顧客情報流出の可能性

キッチンマットやバスマットを扱う通信販売サイト「マット&ラグファクトリー本店」より顧客のクレジットカード情報が流出し、不正に利用された可能性があることがわかった。

同サイトを運営するオカによれば、脆弱性を突く不正アクセスを受けたもの。2021年7月27日までに同サイトで商品を購入したすべての顧客最大7086人の個人情報が流出した可能性がある。氏名、住所、電話番号、生年月日、性別、職業、メールアドレスなどが対象だという。

さらに決済アプリケーションの改ざんにより、2020年12月30日から2021年7月10日までにかけて同サイトでクレジットカード決済を利用した顧客最大1569人に関しては、クレジットカードの名義、番号、有効期限、セキュリティコードのほか、ログインID、ログインパスワードなども被害にあった可能性がある。

2021年7月27日にクレジットカード会社から情報が流出した可能性があるとの指摘を受け、問題が発覚。同サイトでのカード決済を停止した。

外部事業者による調査は10月29日に完了。2021年12月27日に個人情報保護委員会に報告し、同日警察へ被害を申告した。対象となる顧客には2022年2月21日よりメールなどを通じて経緯の報告と謝罪を行っている。

同社では、同サイトの再開にあたりセキュリティ対策と監視体制の強化を行うとしており、再開日については、決定次第サイト上でアナウンスする予定。またアカウントについては再登録が必要になるとしている。

(Security NEXT - 2022/02/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

メール誤送信で横断幕掲示応募者のメアド流出 - 飯塚オートレース場
WordPress向けプラグイン「InstaWP Connect」に脆弱性
Windows環境下の複数開発言語に脆弱性「BatBadBut」が判明
LINEヤフーに再度行政指導 - 報告受けるも対応や計画不十分
「Microsoft Edge」にアップデート - 「Chromium」の脆弱性修正を反映
小学校で保護者や教職員の口座番号含むUSBメモリを紛失 - 東村山市
従業員メルアカに不正アクセス、スパム踏み台に - 組込機器メーカー
「PHP」に複数の脆弱性 - セキュリティアップデートで修正
AIシステムの安全な実装運用に向けたガイダンスを公開 - 米政府ら
検索用目録と誤って個人情報含むファイルを誤公開 - 新潟県