Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Adobe Commerce」「Magento」に今月2度目の緊急パッチ

Adobe Systemsは、eコマースプラットフォーム「Adobe Commerce」やオープンソースの「Magento」に対して緊急パッチを公開した。2月に入って2度目の緊急リリースで、利用者は双方を適用する必要がある。

同社では、現地時間2月13日に悪用が確認されている脆弱性「CVE-2022-24086」を修正するアップデートをリリースしているが、アドバイザリを更新し、異なる脆弱性「CVE-2022-24087」についても追加で対処したもの。

いずれの脆弱性も入力値の検証処理における不備でリモートよりコードを実行されるおそれがある。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアはともに「9.8」で、同社は脆弱性の重要度を3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

同社は13日にリリースしたパッチ「MDVA-43395」を最初に適用し、さらに「MDVA-43443」を適用するよう推奨。適用優先度については、3段階中もっとも高い「1」とし、72時間以内を目安とし、早急に更新するよう求めている。

(Security NEXT - 2022/02/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
先週注目された記事(2024年4月14日〜2024年4月20日)
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
メールの誤送信で学生のメアドが流出 - 都住宅供給公社
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「サポート詐欺」で1000万円の被害 - ネット銀を遠隔操作
狂犬病予防接種会場で強風により申請書が飛散 - 京丹後市
開示したNPO法人事業報告書で墨塗り漏れが判明 - 山口県