SonicWall製VPN製品の脆弱性を狙った攻撃が発生 - 早急に更新を
SonicWallのリモートアクセス製品「SonicWall SMA 100シリーズ」に深刻な脆弱性が明らかとなった問題で、悪用が観測されているとしてJPCERTコーディネーションセンターが注意喚起を行った。
同シリーズに関しては、リモートよりコードを実行されるおそれがある脆弱性をはじめ、あわせて8件の脆弱性が2021年12月に判明。アップデートが提供されている。
バッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2021-20038」「CVE-2021-20045」については、共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアが、それぞれ「9.8」「9.4」とレーティングされている。
アップデートのリリース時点でこれら脆弱性の悪用は確認されていなかったが、その後実証コード(PoC)を含む詳細が公開され、2022年1月24日には「CVE-2021-20038」を悪用する通信が観測されたという。
脆弱性は「SonicWall SMA 500v」「同410」「同400」「同210」「同200」に影響があり、JPCERT/CCでは、対象製品の利用者に対して、すみやかにファームウェアを「10.2.1.3-27sv」「10.2.0.9-41sv」に更新するよう求めた。あわせて「9.0.0」系についてはサポートが終了しているとして注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2022/01/26 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性