Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

DB管理ツール「phpMyAdmin」にアップデート - 脆弱性など解消

データベース管理ツール「phpMyAdmin」の開発チームは、セキュリティに関する修正を実施したアップデート「同5.1.2」「同4.9.8」をリリースした。

今回のアップデートでは、ユーザーが自身のアカウントにおける認証セッションを操作して2要素認証バイパスできる脆弱性に対処した。

またデータベース名など機密性が高い情報がURLの一部となるおそれがあることから、オプションで暗号化できる設定を用意。エラーメッセージにホスト名やIPアドレスが表示されることも、設定によって抑制することが可能となった。

さらに「同5.1.2」では、設定ページにおいて「クロスサイトスクリプティング(XSS)」や「HTMLインジェクション」といった攻撃において必要となる情報が窃取されるおそれがある問題へ対応。さらに互換性の向上やバグ修正などをあわせて実施している。

(Security NEXT - 2022/01/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告
「n8n」に深刻なRCE脆弱性 - 乗っ取りや情報漏洩など広く影響
「Microsoft Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を修正
「Firefox」に複数脆弱性、アップデート公開 - 「クリティカル」との評価も
Cisco製品のゼロデイ脆弱性、国内スパム対策サービスで不正アクセス被害
「PHP」に複数脆弱性 - 修正版「同8.5.1」など公開
WatchGuard製UTM「Firebox」のVPN脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明