Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Drupal」に複数脆弱性 - サードパーティ製ライブラリに起因

コンテンツマネジメントシステム(CMS)である「Drupal」の開発チームは、脆弱性を解消したアップデートをリリースした。

コア部分に実装されているサードパーティ製ライブラリ「jQuery UI」に起因するクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2021-41184」「CVE-2021-41182」「CVE-2021-41183」「CVE-2010-5312」「CVE-2016-7103」に対処したもの。

「CVE-2021-41184」については「Drupal 9」と「同7」に存在。ほか4件については「同7」のみ影響を受ける。また「CVE-2010-5312」「CVE-2016-7103」については、「jQuery Update」に含まれる「jQuery UI」において未修正となっていたことが今回明らかになったという。

これら脆弱性の重要度は、5段階中3番目にあたる「中(Moderately critical)」とレーティングされている。

開発チームは脆弱性を解消した「同9.3.3」「同9.2.11」「同7.86」をリリース。利用者へアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2022/01/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性