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インシデント件数、前四半期から1割増 - 「マルウェアサイト」は3.4倍に

JPCERTコーディネーションセンターは、2021年第4四半期に同センターが把握したインシデントの状況について取りまとめた。インシデント件数は前四半期を上回り、なかでも「マルウェアサイト」や「ウェブ改ざん」の増加が目立っている。

同センターによれば、同四半期に寄せられたインシデントの報告は1万1870件。前四半期の1万2469件から5%減少した。

一方で報告から重複を除いたインシデント件数は9807件となり、前四半期の8786件から1021件増加している。10月は3045件だったが、11月に3302件、12月は3460件と増加傾向が見られた。

サイト管理者などに対応を依頼した調整件数は6554件で、前四半期の4714件から39%増加した。

インシデントの内訳を見ると、「フィッシングサイト」が前四半期の6311件から13%増となる7125件でインシデント全体の72.7%を占めている。

(Security NEXT - 2022/01/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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