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2021年3Qのネットバンク不正送金件数、前四半期の3倍超に

一方、個人では被害件数が前四半期の40件から3.5倍にあたる140件へと膨らんだ。ただし、被害額は前四半期の約1億7700万円を下回る約1億6800万円となった。

1件あたりの平均被害額を見ても、前四半期の約440万円から約120万円へと大きく減少している。

不正送金被害に対する金融機関の補償状況を見ると、同四半期に対応方針が決定した17件のうち、82.4%にあたる11件が補償対象となった。対応方針が決定した33件に対し、24件が補償対象である前四半期の72.7%からやや上昇が見られた。

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1件あたりの被害額平均(グラフ:全銀協発表をもとに独自に作成)

(Security NEXT - 2022/01/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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