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システム開発会社がランサム被害 - 自治体スマホアプリに影響

ランサムウェアの感染により複数組織より受託するシステムに影響が出たものと見られるが、具体的な被害状況は明らかにしていない。本誌ではデータブロードへ取材を求めたが、ウェブサイトで発表している内容以上のことは話せないとしてコメントは得られなかった。

えおとシステムズを通じて同社に業務を委託していた四万十町では、「四万十町スマホアプリ」の運用に影響が出たことを明らかにしている。

「四万十町スマホアプリ」は、同町の行政関連情報やイベント、災害情報などを提供するアプリで、AndroidやiOS向けに提供している。掲載されている情報はいずれも公開情報としており、ランサムウェアの感染による個人情報や機密情報の流出はないとしている。

またサイバー攻撃は再委託先の環境に対して行われたものとし、異なる環境で運用している同町システムへの影響についても否定した。

今回の不正アクセスの影響で一時サービスを停止していたアプリについても、クラウドにおいて代替システムが稼働し、11月16日よりサービスを再開している。

(Security NEXT - 2021/12/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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