「Java 7」「同6」環境向けにも「Apache Log4j」の脆弱性修正版
「Apache Log4j」の開発チームは、「Java 7」「同6」環境向けに脆弱性に対処した「同2.12.3」「同2.3.1」をリリースした。利用者へアップデートを呼びかけている。
「同2.16.0」および以前のバージョンにおいて、自己参照の「Lookup」機能における再帰的な処理においてサービス拒否の脆弱性「CVE-2021-45105」が明らかとなったとして、脆弱性を解消したアップデートをリリースしたもの。
脆弱性の重要度は上から2番目にあたる「高(High)」。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.5」とレーティングされている。
先に「Java 8」環境に対して修正版となる「同2.17.0」をリリースしていたが、「Java 7」向けに「同2.12.3」、「Java 6」向けに「同2.3.1」を追加でリリースした。
修正版では、設定したLookup文字列のみ再帰的な処理を実施。それ以外はトップレベルのみ解決し、ネストされた文字列の解決を行わないよう対策を講じたという。
(Security NEXT - 2021/12/22 )
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