「Apache HTTP Server」に2件の脆弱性 - 修正版「同2.4.52」が公開
「Apache HTTP Server」の開発チームは、脆弱性を解消した最新版となる「同2.4.52」をリリースした。
ディレクティブ「ProxyRequests」を有効化し、フォワードプロキシとして利用している場合に、「NULLポインタ参照」や「サーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF)」が可能となる「CVE-2021-44224」が判明した。同脆弱性の重要度は「中(Moderate)」とレーティングされている。
さらにモジュール「mod_lua Multipart parser」において細工したリクエストを処理すると、バッファオーバーフローが生じる脆弱性「CVE-2021-44790」が明らかとなった。重要度は「高(High)」。エクスプロイトコードは確認されていないが、開発チームでは、悪用が可能であると見ている。
開発チームでは、脆弱性に対処した「同2.4.52」を現地時間12月20日にリリース。アップデートの公開を受けて、脆弱性情報ポータルサイトの「JVN」などを通じても注意が呼びかけられている。
(Security NEXT - 2021/12/21 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Ivanti Workspace Control」に複数脆弱性 - アップデートを公開
新規セキュリティアドバイザリ14件を公開 - SAP
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「GitLab」に複数脆弱性 - 早急にアップデートを
MS、6月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートで修正
「FortiOS」に複数脆弱性 - 権限の昇格やセッション管理不備など修正
「Chrome」に複数脆弱性 - セキュリティアップデートで解消
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意