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Google、一部クラウドサービスで「Log4Shell」の対応必要

Googleは、「Apache Log4j」に脆弱性「Log4Shell」が見つかった問題で、同社製品への影響について取りまとめた。一部クラウドサービスでは利用者による対応が必要になるとしている。

同社では、「Google Cloud Platform(GCP)」「Google Workspace」の利用者向けにアドバイザリを公開。現地時間12月19日時点における状況を説明している。

「Actifio」では12月15日に修正プログラムをリリース。「Dataproc」についても12月16日にあらたなイメージをリリースしており、対応を求めた。

「Looker」では、2月18日にインスタンスにおいて「Apache Log4j 2.16.0」へ更新を実施。インスタンスでは、ドライバのログを有効化しないため、影響が緩和されているとの見方を示す一方、自身でインスタンスを管理する顧客に対して手順を案内している。

「Migrate for Compute Engine」についても、「CVE-2021-44228」「CVE-2021-45046」へ対応するため、12月19日に更新を実施した。「同5.0」については影響を受けないとしている。

ただし、「Apache Log4j」に関しては、あらたに脆弱性を修正した「同2.17.0」がリリースされており、実装する製品では追加の更新などが行われる可能性もあるため、注意が必要だ。

(Security NEXT - 2021/12/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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