Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

脆弱性を解消した「OpenSSL 3.0.1」がリリース

「OpenSSL」の開発チームは、セキュリティアップデートとなる「同3.0.1」をリリースした。

今回のアップデートは、証明書を検証する一部関数の返り値を誤って処理し、エラーを返すおそれがある脆弱性「CVE-2021-4044」に対処したもの。想定外のエラーによってアプリケーションによっては無限ループやクラッシュなどが生じるおそれがある。

重要度は「中(Moderate)」とレーティングしている。「同3.0」に明らかとなった別のバグと組み合わせると深刻さが増し、特定条件下で証明書チェーンを処理する際にエラーが生じ、不正な操作が行われるおそれもあるという。

開発チームでは、同時に「同1.1.1m」についてもリリースしている。バグに対処したもので、セキュリティに関する修正は含まれていない。

(Security NEXT - 2021/12/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
地理空間データを活用する「GeoServer」の脆弱性攻撃に注意
Gitサーバ「Gogs」にゼロデイ脆弱性 - 広範囲の公開サーバに侵害痕跡
「React」脆弱性を狙う攻撃が急増、国内SOCで多数観測 - ラック
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、詳細は調整中 - アップデートで修正