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「baserCMS」の管理画面に複数の脆弱性 - アップデートで修正

コンテンツマネジメントシステム(CMS)である「baserCMS」の管理画面において複数の脆弱性が明らかとなった。

管理画面へアクセスできるユーザーによって悪用が可能となる脆弱性2件が判明したもの。

「CVE-2021-41243」は、「OSコマンドインジェクション」の脆弱性。またデータベースのレストア機能により、任意のコードをアップロード可能となる脆弱性「CVE-2021-41279」が明らかとなった。

「同4.5.3」および以前のバージョンが影響を受ける。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」による脆弱性のベーススコアは「CVE-2021-41243」が「8.8」、「CVE-2021-41279」が「4.3」とレーティングされている。

これら脆弱性は、情報処理推進機構(IPA)やJPCERTコーディネーションセンターを通じてセキュリティ研究者より報告されたもので、開発グループでは、脆弱性を解消した「同4.5.4」をリリースした。

(Security NEXT - 2021/11/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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