Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「RDP」に対するブルートフォース攻撃が倍増 - ESETレポート

ESETは、5月から8月にかけて検知した脅威の状況について取りまとめた。「RDP」に対するブルートフォース攻撃が、直前4カ月に比べて倍増したという。

同社によると、5月から8月までの4カ月間は「リモートデスクトッププロトコル(RDP)」を狙った攻撃の増加を観測したという。特に「RDP」に対するブルートフォース攻撃が目立った増加を見せた。

期間中に検出したブルートフォース攻撃は約550億回にのぼり、約270億回だった2021年1月から4月までの4カ月間と比較すると104%増と目立って増加している。攻撃を受けたクライアント数は1日あたり16万件前後で推移しており、特定の攻撃対象に繰り返し攻撃が行われている状況だという。

新型コロナウイルス感染症の影響でテレワークが増加するなど職場環境の変化が狙われていると同社は分析。「RDP」を侵入経路とするランサムウェア「Win/Filecoder.Phobos trojan」「Win/Filecoder.GandCrab trojan」の検知数についても上昇が見られた。

(Security NEXT - 2021/11/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
2024年の不正アクセス届出166件 - 脆弱性や設定不備が標的に
先週注目された記事(2025年2月16日〜2025年2月22日)
2024年4Qのセキュ相談 - 「不正ログイン」が45%増
2024年4Qのインシデントは約8%増 - 「FortiManager」脆弱性の侵害事例も
先週注目された記事(2024年12月29日〜2025年1月4日)
先々週注目された記事(2024年12月22日〜2024年12月28日)
先週注目された記事(2024年10月27日〜2024年11月2日)
「偽警告」相談が半減するも油断禁物 - 引き続きサポート詐欺に警戒を