脆弱性の届出、前四半期の約3分の2に - ウェブ関連が半減
脆弱性の届け出があったソフトウェア製品の内訳を見ると、「ウェブアプリケーションソフト」が41件で最多。次いで多い「グループウェア(20件)」とあわせると全体の約3分の2にのぼる。
これら脆弱性の原因を見ると「ウェブアプリケーションの脆弱性」が61件、「その他実装上の不備(19件)」が続き、8割以上を占めた。
同四半期に修正が完了し、「JVN」で脆弱性情報が公表されたソフトウェア製品は34件。あらたに「連絡不能開発者」として公表された製品開発者名はなく、累計公表件数は前四半期と同様251件となっている。
一方、ウェブサイト関連の脆弱性を見ると、「クロスサイトスクリプティング」が48件で最多、「SQLインジェクション(30件)」が続いた。
同四半期に修正を完了したウェブサイトは44件で累計は8161件。同四半期に修正を完了したウェブサイトのうち、89%にあたる39件は90日以内に修正が完了した。
(Security NEXT - 2021/10/21 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
韓国関連グループの標的型攻撃が継続 - GitHub悪用でマルウェア展開
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
2月に「セキュキャン2026フォーラム」開催 - 活動成果を募集
「JVN iPedia」の脆弱性登録、2四半期連続で1万件超
3Qの脆弱性届出は160件 - ソフトウェア製品が倍増
先週注目された記事(2025年10月19日〜2025年10月25日)
米当局、脆弱性悪用リストに「Oracle EBS」など5件追加
先週注目された記事(2025年10月12日〜2025年10月18日)
米政府、国家支援攻撃者によるF5侵害受け緊急指令

