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2021年2Qの不正送金 - 件数大幅減となるも被害額は微増

個人における被害は45件。前四半期の270件から6分の1に減少した。被害額についても前四半期の2億1900万円から1億9300万円に減少している。

しかしながら、1件あたりの被害額は、前四半期の約80万円から約430万円へと5倍以上に膨らんだ。

不正送金被害に対する金融機関の補償状況を見ると、同四半期に対応方針が決定された11件のうち、63.6%にあたる7件が補償対象となった。決定件数そのものが少ない状況だが、8割から9割が補償対象となっていた従来から大きく低下している。

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1件あたりの被害額平均(グラフ:全銀協発表をもとに独自に作成)

(Security NEXT - 2021/10/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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