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ADパスワード管理ツールの脆弱性、APT攻撃で悪用 - 米当局が注意喚起

さらに攻撃者は、侵入した痕跡を消去するプログラムを利用。脆弱性を悪用していることや、ウェブシェルの設置などを隠蔽しており、侵害を確認することが難しいという。

重要インフラ、防衛産業、研究機関はもちろん、IT、通信、金融、製造、物流など、同ソフトウェアを利用する幅広い企業に影響を及ぼすおそれがあると指摘。脆弱性を修正するアップデートを適用するとともに、インターネットより同製品へ直接アクセスできないよう対策を講じるよう呼びかけた。

あわせて「IoC(Indicators of Compromise)」情報を公開。侵害の兆候が見られた場合は、ドメイン全体のパスワードリセットと、Kerberosの「Ticket Granting Ticket (TGT)」のパスワードリセットを行うことを強く推奨するとともに、当局へインシデントを報告するよう求めている。

(Security NEXT - 2021/09/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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