Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache Tomcat」にDoS攻撃受けるおそれ - 3月の更新で修正済み

「Apache Tomcat」の開発チームは、3月にリリースしたバージョンでサービス拒否の脆弱性を修正していたことを明らかにした。

TLSパケットの処理に不備があり、細工したパケットを受信した際に無限ループが生じてサービス拒否が生じるおそれがある脆弱性「CVE-2021-41079」を過去のリリースで対処していたことを明らかにしたもの。

「NIO」あるいは「NIO2」と「OpenSSL」を組み合わせて利用している場合に影響を受ける。重要度は4段階中2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングしている。

開発チームは3月にリリースされた「Apache Tomcat 10.0.4」「同9.0.44」「同8.5.64」にて同脆弱性を修正したことを9月15日に公表。同バージョン以降へ更新するよう開発チームやセキュリティ機関では呼びかけている。

(Security NEXT - 2021/09/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み