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2021年上半期のサイバー犯罪検挙は5345件 - 高水準で推移

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不正アクセス禁止法の「識別符号窃用型」における手口(グラフ:警察庁)

不正アクセス禁止法違反におけるパスワードの入手経路を見ると、「設定や管理の甘さにつけ込んで入手」が38件でもっとも多く30.9%にのぼる。「他人から入手(22件)」が17.9%と2番目に多い。

「パスワードを知りうる立場を悪用」が18件、「本人より聞き出したり覗き見」したケースが17件で続く。インターネット上に公開されているパスワードを入手したケースは2件だった。

パスワードが不正利用されたサービスは、「社員、会員用などの専用サイト」が33件で26.8%と全体の約4分の1を占めており、「オンラインゲーム、コミュニティサイト」が32件と僅差。

さらに「オンラインバンキング(24件)」「オンラインショッピング(15件)」「電子メール(6件)」が続いている。

そのほか「電子計算機使用詐欺」が300件、「電子計算機損壊等業務妨害罪」が8件、「不正指令電磁的記録作成罪(ウイルス作成罪)」が7件だった。

(Security NEXT - 2021/09/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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