WP向けクイズプラグインにXSSの脆弱性
クイズやアンケートなどをWordPressに設置できるプラグイン「Quiz And Survey Master」に脆弱性が明らかとなった。
同ソフトウェアは、コンテンツマネジメントシステム(CMS)であるWordPress向けにExpressTechが提供しているプラグイン。脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、同製品にクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2021-20792」が明らかとなったもの。
脆弱性を悪用されると、同製品を利用するサイトへアクセスしたブラウザ上で、任意のスクリプトを実行されるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは、「6.1」とレーティングされている。
同脆弱性は、三井物産セキュアディレクションの佐藤元氏が開発者に報告した。調整を経て周知を目的にJVNにおいても情報が提供されている。
同社は脆弱性を修正した「同7.1.14」を3月25日にリリースしており、以降のバージョンでは同脆弱性の影響を受けない。同脆弱性以外にも以降の更新でセキュリティに関する修正が行われており、あわせて注意が必要となる。
(Security NEXT - 2021/08/10 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
CiscoやSonicWallのゼロデイ脆弱性悪用に注意喚起 - 米CISA
「Node.js」のアップデートが再延期 - 年明け2026年1月7日を予定
SonicWallのリモートアクセス製品「SMA1000」にゼロデイ脆弱性
「Apache Airflow」の開発用拡張コンポーネントにRCE脆弱性
NVIDIAのロボティクスやAI開発向けシミュレーション基盤に脆弱性
Ciscoのメールセキュリティ製品にゼロデイ攻撃 - 構成や侵害状況の確認を
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を
「Apache Commons Text」旧版に深刻な脆弱性 - 「FileMaker Server」に影響
「Chrome」にアップデート - 「WebGPU」「V8」の脆弱性を解消
SAP、月例パッチで脆弱性15件を修正 - 「クリティカル」も
