Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

教員宛てのメールを学生1142人へ誤って同報 - 秋田県立大

秋田県立大学は、職員が教員宛てに送信したメールを、本荘キャンパスの全学生に誤って送信したことを明らかにした。

同大によれば、6月23日14時半ごろ、職員が教員1人に対してメールを送信したが、誤って本荘キャンパスの全学生1142人を送信先とするメールアドレスを「CC」に追加してしまったという。

「CC」に記載したメールアドレスは、本荘キャンパスの全学生を対象とする一括送信用のメールアドレスであるため、学生個々のメールアドレスが受信者間に流出することはなかったが、同メールの本文には、氏名を含む学生からの相談内容が記載されていた。

同職員は、送信から約1時間後に全送信先に対してメールで謝罪し、問題のメールについて削除するよう依頼。個人情報が記載されていた学生には、電話で経緯を説明して謝罪した。

誤操作によりアドレス帳より関係ない送信先を追加したものと見られるが、同大では詳しい経緯について、これから同職員に対して直接ヒアリングを実施し、調べていくという。また調査結果をもとに、職員に対する注意喚起のほか、技術的な誤送信対策をシステムに導入するなど対策を講じる方針。

(Security NEXT - 2021/06/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

メールの誤送信で学生のメアドが流出 - 都住宅供給公社
認可保育所に無関係の副食費免除対象者情報を誤送信 - 青梅市
被災労働者の個人情報含むファイルをメール誤送信 - 労働基準監督署
メアド記載のメールを複数団体に送信、メール再利用で - 佐賀県
メール誤送信で横断幕掲示応募者のメアド流出 - 飯塚オートレース場
小学校で保護者や教職員の口座番号含むUSBメモリを紛失 - 東村山市
イベント申込フォームで設定ミス、個人情報が閲覧可能に - 会津若松市
メール記載のリンク先を誤設定、個人情報が流出 - 岐阜県
研究室外に置いた廃棄予定パソコン3台が所在不明に - 日工大
県立自然の家のイベント申込者宛てメールで誤送信 - 栃木県