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新型コロナ特例貸付の申請者情報を誤送信 - スキャンデータ取り違え

神戸市灘区社会福祉協議会は、新型コロナウイルス特例貸付による緊急小口資金を窓口で申請した2世帯の借入申込書などを誤送信するミスがあったことを明らかにした。

神戸市によれば、6月21日に「新型コロナウイルス特例貸付」の緊急小口資金について申請を行った2世帯の個人情報が記載されたPDFファイルを、職員が別の事業データと誤認し、メールへ添付して無関係である24件へ送信したもの。

問題のファイルは、借入申込書や借用書、重要事項説明書、通帳の写し、身分証明書の写しなどで、氏名や住所、生年月日、勤務先、世帯状況、口座番号などが含まれる。

申請の受付後、兵庫県社会福祉協議会にメールで申請データを送信するため、書類をスキャンしてサーバの共有フォルダに保存したが、同じ時間帯にスキャンした別事業のデータと取り違え、内容を確認せずに送信してしまったという。

送信後、2カ所の送信先から連絡があり誤送信が判明。のこる22件の送信先に連絡し、誤送信したメールの削除を依頼し、削除の完了についても確認した。対象となる2世帯に対しては、訪問した上で経緯の説明と謝罪を行ったという。

(Security NEXT - 2021/06/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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