Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

認証連携APIに不正アクセス、DCの不審アカウントきっかけに判明 - 弥生

不正アクセスの判明を受けて、同社では対象となるユーザーのパスワードを変更し、メールで仮パスワードを通知。あらたなパスワードを設定するようユーザーへ求めた。あわせて、パスワードの使い回しなどについても注意喚起を行う。

また今回の不正アクセスにより、5月19日0時前より6月16日19時ごろにかけてログインした際に一時的に保持されるシングルサインオンの「アクセストークン」が、第三者によって参照できる状態となった。期間中に同社クラウドアプリを利用したユーザー58万5341件が対象となる。6月22日の時点で問題は解消しており、ユーザー側での作業は不要とした。

同社は、いずれも6月24日の時点で、ログなどより情報流出の痕跡は確認しておらず、流出した可能性がある情報が悪用されたり、不正なログインに用いられたケースなども確認されていないとしている。

一方、「ドメインコントローラ」に対する攻撃については、中南米のIPアドレスを発信元として、5月18日、同月25日に意図しないアカウントが作成されていた。5月24日深夜から翌25日7時にかけて不審な動きをセキュリティシステムで検知し、駆除したという。

不正なアカウントが作成されたことによる情報の流出や、悪用なども確認されていないが、同社では「ドメインコントローラ」をネットワークから隔離した上で、不正アクセスを受けた原因や、被害の有無など影響について調査を進めている。

(Security NEXT - 2021/06/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

オーガニック食品の通販サイトで個人情報流出の可能性
三井ショッピングパーク会員サイトで不正ログイン被害を確認
作業服通販サイトに不正アクセス - 2024年に判明、新サイトへ移行
「無印良品」通販サイトで出荷停止 - アスクル障害が波及
佐川急便の会員サービスで不正ログイン - アクセスを一時制限
闇サイトでの個人情報流通を契機に不正アクセス判明 - 不動産管理会社
海外グループ会社にサイバー攻撃、国内への影響なし - ダイヘン
予約管理システムから個人情報が流出した可能性 - 呉竹荘
近江八幡市のXアカウントが乗っ取り被害 - DMなどに警戒を
笹だんごの通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性