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中学校で答案をサイトで誤掲載、共有フォルダ内で取り違え - 中津市

大分県中津市内の中学校において、採点前の答案用紙1クラス分を誤ってウェブサイトで公開するミスが発生した。

同校3年生39人が提出した数学の答案用紙が、5月21日19時より誤って同校ウェブサイトに掲載されたもの。翌22日13時ごろ、保護者から電話があり問題が判明し、ファイルを削除した。

答案用紙には、学年やクラス、出席番号、氏名、回答が含まれる。採点は行われておらず、問題も添付されていないため、部外者により得点はわからないという。

教職員がウェブサイトで公開する「学校だより」の更新を行った際、紙媒体よりスキャンしたデータを掲載しようとしたところ、校内の共有フォルダ内でファイルを取り違えた。そのため、「家庭教育ノススメ」とのコンテンツを開こうとすると、答案用紙が表示される状態だった。

同市教育委員会のマニュアルでは、ウェブページの作成にあたっては作成担当者と公開担当者にわけ、二重チェックを行うことを定めていたが、今回の作業で二重チェックは行われていなかったという。

今回の問題を受け、同市教委による研修を実施し、マニュアルどおりの作業について徹底を図るとしている。

(Security NEXT - 2021/06/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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