Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

外務省の検討資料が流出、個人情報も - 富士通との情報共有ツールで

富士通のプロジェクト情報共有ツール「ProjectWEB」が不正アクセスを受けた問題で、外務省は、同省の検討資料や関係者の個人情報が流出したことを明らかにした。

「ProjectWEB」は富士通が管理運営し、社内外との情報共有に用いているオンラインツール。同社では5月25日に不正アクセスを受けたことを公表し、全面的に停止している。

同ツール上に保存されていた同省が推進するデジタルガバメント実現に向けた検討資料が外部に流出したもので、同省の一部職員のほか、プロジェクトに関連する外部関係者63人分の個人情報が含まれる。

同省のプロジェクトに対する不正アクセスは、4月末に行われたものと見られ、富士通からは5月6日に最初の報告が寄せられたという。

同省は、流出した情報について「今後に向けた検討資料であり、稼働中のシステムに関する情報は含まれていない」と説明。同省のシステムや業務への影響を否定した。富士通に対しては、引き続き、原因調査と再発防止の徹底を求めていく。

(Security NEXT - 2021/05/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

JAXAに不正アクセス - 攻撃起点はVPN、未知マルウェアも
髙野総合Gへのランサム攻撃 - 通信機器の設定ミスに起因か
デザイン建材通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
医療ユニフォームメーカーの通販サイトに不正アクセス - 個人情報が流出
輸入楽譜専門店の通販サイトに不正アクセス - クレカ情報など流出
従業員のメールアカウントに不正アクセス - 日経BP
クラウドストレージでデータ流出や消失被害 - ビルコム
転職支援サイトに不正アクセス - 海外サイトに会員情報
バイト情報サイトから登録者情報が流出 - 転得したとの人物から連絡も
不正アクセスで個人情報が流出、スパム送信も - アイザワ証券子会社