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SAP、5月の月例セキュリティパッチをリリース

SAPは、現地時間5月11日に月例セキュリティパッチをリリースした。緊急度が高い既存アドバイザリとあわせて利用者に対応を求めている。

各社が、定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせてアップデートをリリースしたもの。新規に6件のアドバイザリを公開し、既存アドバイザリのアップデートとあわせて11件への対応を呼びかけている。

あらたも公開されたアドバイザリの適用優先度を見ると、4段階中2番目に高い「高(High)」が3件、1段階低い「中(Medium)」が2件、もっとも低い「低(Low)」が1件だった。

新規公開で適用優先度「高(High)」とされる脆弱性において、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアがもっとも高かったのは、「SAP NetWeaver AS ABAP」におけるコードインジェクションの脆弱性「CVE-2021-27611」。「8.2」とレーティングされている。

「SAP Business One」に関する「CVE-2021-27616」と「CVE-2021-27613」が、いずれも「7.8」で続いた。

(Security NEXT - 2021/05/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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