Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

日産証券、情報流出を最優先で調査 - サービス再開時期は慎重に判断

日産証券が不正アクセスを受け、一部オンライントレードシステムで障害が発生した問題で、同社は当初の予定より調査に時間がかかるとの見込みを示した。

ウェブサーバ3台で障害が生じ、4月25日23時ごろより同社オンライントレードシステム「株価指数先物取引・オプション取引」「くりっく365」「くりっく株365」において障害が生じているもの。同社はこれらサービスの提供を当面停止し、原因や情報流出の状況について調査を進めている。

当初同社では、調査期間を1週間から2週間程度と見込んでいたが、対象となるサーバの範囲や内容を精査したところ、さらなる時間を要することが判明したと説明。システムの復旧、サービスの再開時期については、慎重に判断するとしている。

障害が発生しているサービスでは、決済注文や入出金について電話で対応。顧客情報の流出については、最優先で調査を進めているとし、流出の有無が判明次第、開示するとの方針を示している。

(Security NEXT - 2021/05/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ウェブサーバが迷惑メール送信の踏み台に - タカラベルモント
従業員メルアカに不正アクセス、スパム踏み台に - 組込機器メーカー
メールサーバがフィッシングメールの踏み台に - 広済堂HD子会社
サーバがランサム被害、UTMの設定不備を突かれる - CRESS TECH
公式Xアカウントが乗っ取り被害 - メガネの愛眼
第三者にメールを閲覧された痕跡、詳細を調査 - 東芝テック
計算用サーバが攻撃の踏み台に、テストアカを侵害 - お茶大
アイドルコンテストのX公式アカウントが乗っ取り被害
サイトに不正アクセス、テスト環境でPW窃取される - 日水コン
福井県の味噌蔵通販サイトに不正アクセス - 個人情報流出のおそれ