Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Google、「Chrome 90.0.4430.93」をリリース - 9件のセキュリティ修正を実施

Googleは、「Windows」「macOS」「Linux」向けにブラウザのアップデート「Chrome 90.0.4430.93」をリリースした。

今回のアップデートでは、セキュリティに関する9件の修正を実施。CVEベースで7件の脆弱性に対処したことを明らかにしている。

重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれておらず、次に高い「高(High)」とされる脆弱性が3件含まれる。

具体的には、解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2021-21232」やヒープバッファオーバーフロー「CVE-2021-21233」、データ検証が不十分な「CVE-2021-21227」に対処した。

さらに「中(Medium)」とされる脆弱性3件や「低(Low)」とされる脆弱性1件を解消している。同社では数日から数週間をかけてアップデートを展開していく予定。

今回修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2021-21227
CVE-2021-21232
CVE-2021-21233
CVE-2021-21228
CVE-2021-21229
CVE-2021-21230
CVE-2021-21231

(Security NEXT - 2021/04/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Tenable Identity Exposure」に脆弱性 - 2月の更新で修正済み
Acronisのデータバックアップ用インフラ製品に深刻な脆弱性 - すでに悪用も
組込システムの検証テストツール「NI VeriStand」に複数脆弱性
SonicWall、「Blast-RADIUS」の緩和策でアドバイザリ
「Spring Cloud Data Flow」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開
「BIND 9」の脆弱性、関連機関がアップデートを強く推奨
「Telerik Report Server」に深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
「VMware ESXi」「vCenter Server」に脆弱性 - 修正パッチが公開
Oktaのウェブブラウザ向けプラグインにXSS脆弱性
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性6件を修正