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クラウドのワークロード向け「Carbon Black」に深刻な脆弱性

「VMware Carbon Black Cloud Workload appliance」に深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。早急に対処するよう呼びかけられている。

同製品は、「vSphere」におけるワークロードのマルウェアや脆弱性への対策、「EDR」などの機能を提供するソリューション。同製品において、細工したURLにより認証のバイパスが可能となる脆弱性「CVE-2021-21982」が明らかとなった。

非公開で同社に報告された脆弱性で、管理インターフェースへアクセスが可能な場合、認証トークンを取得して、アプライアンスを管理する「API」へのアクセスが可能になるという。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のスコアは「9.1」。脆弱性の重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

VMwareでは、脆弱性を修正した「同1.0.2」をリリース。利用者に対し、可能な限り早くアップデートを適用するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2021/04/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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