Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

コミュニケーションツール「Cisco Jabber」に深刻な脆弱性

「Cisco Jabber」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。なかでもWindows版では深刻な脆弱性が明らかとなっている。

「Cisco Jabber」にあわせて5件の脆弱性「CVE-2021-1411」「CVE-2021-1417」「CVE-2021-1418」「CVE-2021-1469」「CVE-2021-1471」が明らかとなったもの。

なかでも「同for Windows」では、今回明らかとなった5件の脆弱性すべてが存在。もっとも深刻な脆弱性が悪用された場合、任意のコードを実行されるおそれがある。

「同for MacOS」および「同for mobile」については、サービス拒否の脆弱性「CVE-2021-1418」、証明書検証不備の脆弱性「CVE-2021-1471」が含まれる。

いずれも脆弱性の悪用は確認されていないという。また「電話専用モード」「チームメッセージングモード」に設定している場合は、「CVE-2021-1471」のみ影響を受けるとしている。

(Security NEXT - 2021/03/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
「WordPress」のキャッシュプラグインにXSS脆弱性
プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性
「Docker Compose」にパストラバーサル脆弱性 - 修正版を公開