Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

アンケート調査回答の集計前データを誤って外部提供 - 公取委

公正取引委員会において、個人情報を含むアンケートの回答を含んだファイルを外部組織に誤って提供するミスが発生した。

同委員会によれば、問題のファイルは、協同組合などにおける独占禁止法のコンプライアンス実施状況について調査を実施し、結果を取りまとめた概要資料。調査結果そのものは2020年6月に公表している。

2020年8月14日、同月28日、および同年9月7日に、情報の周知を目的に外部の2団体と1事業者に対して、個人情報が含まれていることに気が付かず、同調査のプレゼンテーションファイルをメールで送信していた。

問題のプレゼンテーションファイルには、アンケート結果を示すグラフとして表計算ファイルが埋め込まれており、クリックすると、集計元となる表計算ファイルのデータを閲覧できる状態だったという。

問題の表計算ファイルには、アンケートの対象者である協同組合など、1248団体の担当者1381人の情報が保存されていた。氏名、電話番号、メールアドレス、組織名、担当部署、役職、アンケートの回答内容など含まれる。

(Security NEXT - 2021/03/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

個人情報残存する「就職先情報リスト」を学生に共有 - 摂南大
採用試験受験者宛の通知メールを誤送信 - 北九州市
企業や団体宛ての同報メール件名にメールアドレスを誤記載 - 佐賀県
メール誤送信、福祉サービス事業所のメアドが流出 - 埼玉県
「学校給食センター見学試食会」の案内メールで誤送信 - 東大和市
委託先事業者がメールを誤送信、メアド流出 - 栃木県
案内メール誤送信で顧客のメアドが流出 - アルバイトタイムス
メール誤送信で外部関係者のメアド流出 - 山陽小野田市
顧客情報含むファイルを提携金融機関にメールで誤送信 - みずほ銀
採用職員の健診関連情報含む名簿を誤送信 - 奈良県