Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Windows向け「Zscaler Client Connector」に権限昇格の脆弱性

Windows向けに提供されている「Zscaler Client Connector」に権限昇格の脆弱性が含まれていることが明らかとなった。

「Zscaler Client Connector」は、インターネットアクセスにおいてトラフィックを同社サービスに転送し、組織におけるセキュリティポリシーの適用が可能となるリモートアクセス製品。

Windows版の「同3.0.2」および以前のバージョンにおいて、RPCクライアントにおける検証が不十分であり、システム権限でコードを実行されるおそれがある権限昇格の脆弱性「CVE-2020-11635」が含まれていることが明らかとなった。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」におけるスコアは「7.8」で、重要度は「高(High)」とレーティングされている。

同社は脆弱性を修正した「同3.1.0」をリリースしており、同バージョン以降を利用するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2021/02/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Windows」や「WebLogic」など脆弱性5件の悪用に注意
Acronis製「cPanel」「Plesk」向けプラグインに深刻な脆弱性
Apple、最新OS「macOS Sequoia 15」を公開 - 80件近い脆弱性を解消
Red Hatの「OpenShift」に権限昇格など複数の脆弱性
「VMware vCenter Server」に深刻な脆弱性 - アップデートを
米当局、「Adobe Flash Player」脆弱性を悪用リストに追加 - 使用中止求める
Google、ブラウザ最新版「Chrome 129」をリリース - セキュリティ修正も
GitLabに定例外パッチ - 認証回避の深刻な脆弱性を修正
Ruby環境向け「SAMLライブラリ」に深刻な脆弱性
「MS Edge」にセキュリティ更新 - 「Chromium」の修正を反映