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テレワークのセキュ課題、投資増とガバナンス - IPA調査

また委託先企業がテレワークを実施する場合、委託元企業の33.3%が「機密情報の委託先からの漏洩」を課題と考えていた。委託先のセキュリティ対策やデータの持ち出しについても課題と捉えており、「特に課題はない」と答えた組織は32.8%にとどまる。

また委託元企業においてセキュリティインシデントへの対応手順や取り決めがなかったとする声も聞かれた。具体的には、26.9%の回答者が「システム担当者のテレワークを念頭においた対応計画」がなかったと回答。

「インシデント発生時の対応マニュアル(25.9%)」「インシデント発生時の連絡体制(21.3%)」なども未整備とするケースがあり、取り決めが急務の課題となっている。

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委託先企業がテレワークを実施する際の課題(グラフ:IPA)

(Security NEXT - 2021/01/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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