「Chrome 88.0.4324.96」で36件のセキュ修正 - 深刻な脆弱性も
Googleは、同社ブラウザの最新版「Chrome 88.0.4324.96」をリリースした。機能強化のほか、セキュリティに関して36件の修正を行い、深刻な脆弱性を解消している。
「Chrome 88」では、機能強化を実施し、拡張機能の新プラットフォーム「Manifest v3」を搭載。リモートでホストされたコードの実行を禁止するなど安全性やプライバシー保護の向上を図った。
あわせてセキュリティに関する36件の修正を実施。CVEベースで26件の脆弱性へ対処したことを明らかにしている。
なかでも、「Cryptohome」におけるポリシー適用の不備「CVE-2021-21117」は、重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
そのほか解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性5件をはじめ、重要度が次に高い「高(High)」とされる9件の脆弱性を解消。「中(Medium)」とされる脆弱性10件や「低(Low)」とされる脆弱性6件に対応した。
今回修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2020-16044
CVE-2021-21117
CVE-2021-21118
CVE-2021-21119
CVE-2021-21120
CVE-2021-21121
CVE-2021-21122
CVE-2021-21123
CVE-2021-21124
CVE-2021-21125
CVE-2021-21126
CVE-2021-21127
CVE-2021-21128
CVE-2021-21129
CVE-2021-21130
CVE-2021-21131
CVE-2021-21132
CVE-2021-21133
CVE-2021-21134
CVE-2021-21135
CVE-2021-21136
CVE-2021-21137
CVE-2021-21138
CVE-2021-21139
CVE-2021-21140
CVE-2021-21141
(Security NEXT - 2021/01/21 )
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